6.0km/l
…しか走らない直噴エンジンってどうなんですか?三菱さん。
およそ10年前、世界に先駆け明らかな未完成のまま発売したリーンバーンGDI。発売するクルマ全てをGDIにする!と意気込んでいたはずが、さりげなく直噴から撤退した三菱。ポリシーないね。
今や内燃機関は直噴ブーム。日産とホンダはイマイチ直噴の完成度が低いようで搭載が進まないが、トヨタはサスガにきっちり仕事をしていたらしく直噴搭載車もかなり多い。VWも直噴ツインチャージを実用化するなど、話題には事欠かない。マツダもDISIターボで頑張っているが、結果は最低でも5年は待たないとわからないかも。直噴は老朽化が進んだときの性能の落ち込みを見極める必要があるので。
実際トヨタも直噴エンジンにはこれだけ苦しんでいる。しかしそこはトヨタ、意地でも対策を打ってくるだろう。
それだけに、早すぎた三菱がなんとも惨めに思える。蓄積したネガティブ要素と対策は山ほどあっただろうに。マジメな技術者は悔しい思いをしている事だろう。三菱はうさぎだったが、トヨタはカメに徹してそれなりに結果を出しているようだ。
レクサスの直噴エンジンは、筒内噴射とインテーク噴射の二つのインジェクターを制御してネガティブ要素を無くす技も身につけたらしい。欧州で流行りのネオ軽油エンジンも緻密なインジェクター制御の賜物らしいし。Rebicで追加インジェクターをコントロールとか言ってた頃が懐かしい。
それはそうと、デルタと燃費が変わらない我が家のクサレGDI。排気ガスの臭いはリーンバーンエンジン特有のアレだし、アイドリング時はドルドルと頭を揺らし振動がボディ全体に広がる。デルタのアイドリングの方が明らかに安定して行儀がいい。2.0リッターFIATツインカムが6気筒かと思うくらいだ(ウソ)
くそったれと思う事も多々あるが、まあ、エアコンが効くうちは頑張って貰うことにしよう。そのコンプレッサーもかなり唸りをあげて危険な感じではあるが…
■直噴エンジンの主なネガティブ要素
・とにかく燃焼室内にカーボン(スス)がたまりやすい=>アイドル不良、燃費悪化
・インジェクターは常に燃焼室内にある為、十分な耐久性が必要
・高圧な燃料ポンプが必要
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